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CBCT(コーンビームコンピュータ断層撮影):技術的側面

著者:Lund Henrik/Hellén-Halme Kristina
公開日: 20240614
更新日: 20241216

背景

コンピュータ断層撮影技術であるコーンビームコンピュータ断層撮影(CBCT)は、2000年代初頭に北欧諸国で導入され、それ以来、主に歯科放射線学の分野だけでなく、一般的な歯科治療の診断ツールとしてますます普及してきました。歯科医療関係者。

2013 年末時点で、SSM (スウェーデン放射線安全局) によれば、63 のクリニックが CBCT 機器のユーザー/ライセンス保有者として登録されていました。それ以来、許可証保有者の数はほぼ倍増しました。パノラマX線にCBCT機能を追加した多機能機器が利用できるようになり、この技術が普及しました。現在では約300種類のモデルがあり、その大半は多機能デバイスです。

この技術は 1990 年代初頭に開発され、従来のコンピューター断層撮影と同じ基本原理に基づいていますが、データ処理が円錐形のビームに適合されています。しかし、1990年代後半になってようやく、今日のマシンへと開発が進みました。これは主に当時のコンピュータサイエンスの進歩によるもので、より強力なコンピュータと、生成される大量のデータを処理できるソフトウェアが登場したからです。撮影中。

テクノロジー

撮影原理は、X線管から放射される円錐またはピラミッド型のビームフィールドに基づいており、中心が正中線上または診断領域内にある患者の周りを円形または半円形の経路で回転します。関心のあるX線がX線管の反対側にある検出器で記録されます。患者を通過したX線放射です(図1)。

図1. 投影ジオメトリCBCT技術

回転に伴い、多数の投影が作成され、これらからデジタルボリュームが生成され、そこから 3 つの相互に垂直な平面で画像が再構成されます。軸方向、冠状方向(前頭方向)、矢状方向(図2)。

図2. CBCTボリュームデータから軸方向、正面、矢状方向の画像を再構成

ボリュームを画像化する投影ジオメトリと原…

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