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歯周炎と心血管疾患

著者:Nordendahl Eva/Milosavljevic Aleksandar
公開日: 20240823
更新日: 20241216

背景

歯周炎や動脈硬化を背景とした心血管疾患(冠動脈疾患、狭心症、心筋梗塞、アテローム血栓性脳梗塞(脳卒中)などの脳血管疾患、末梢血管疾患)は、多くの苦しみを引き起こし、大きな健康問題につながる主要な世界的疾患です。過去 30 年間、これら 2 つの状態の間に関連性がある可能性が議論されてきました。歯周炎によって引き起こされる炎症が、心血管疾患につながるアテローム性動脈硬化症の発症に影響を及ぼす可能性があるという説明モデルとして、炎症が提案されています。

しかし、これら 2 つの状態の間に直接的な因果関係があるかどうか、あるいはその関係が単に共通のリスク要因によるものかどうかについては、依然として意見の相違があります。

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疫学

疫学的研究では歯周炎と心血管疾患の関連性が示されていますが、関連性がないとする研究も報告されています。

研究によって異なる結果が報告される理由の 1 つは、多くの研究で歯周炎の定義が異なっていることが多く、結果を比較することが困難になっていることです。歯周炎は、臨床的な付着損失、ポケットの深さ、探針による出血、歯の喪失などの臨床所見として報告されることがあります。また、X 線で確認される骨の喪失として表現されることもあります。含まれる参加者数の違いも結果に影響します。これらの要因の違いにより、研究では肯定的な関係が示されたり、関係がなかったりする可能性があります。

文献には、心血管疾患のある人では歯周炎が 1.2 ~ 2 倍多く発生するという研究結果が多数あります。歯が 10 本以上失われると、心血管疾患のリスクが高まると考えられており、あらゆる原因による早期死亡や心血管疾患による死亡の危険因子であることが示されています。すでに心血管疾患が判明している患者において、歯周炎が新たな心血管イベントのリスクを高める…

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