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親知らずの手術前の重症度の術前評価

著者:Pekkari Carina/Heymann Robert
公開日: 20250117
更新日: 20250117

背景

親知らずは最後に生えてくる歯なので、親知らずが完全にまたは部分的に残存することは比較的よくあります。 20歳から30歳のスウェーデン人の72%は少なくとも1本の埋伏智歯を持っています。痛み、腫れ、感染を引き起こす可能性があり、隣接する歯や骨を破壊する可能性もあります。親知らずの外科的抜歯は、歯科において最も一般的な外科手術の一つです。埋伏智歯の外科的除去を計画する上で、手術の難しさに関する術前評価は不可欠です。手術による利益は常に手術のリスクを上回る必要があります。評価は、患者を専門医に紹介するかどうかを決定するだけでなく、外科手術に伴う可能性のあるリスクや合併症について患者に知らせるためにも重要です。

埋伏智歯の外科的除去の適応

歯が以下のような慢性または急性の病理学的プロセスに関連している場合:

歯列矯正または補綴の適応:

埋伏智歯が歯の重なりを引き起こすという証拠は科学文献には存在しません。したがって、その適応症に対して上顎または下顎の親知らずを予防的に抜歯することは適応とはなりません。

画像1: 広範囲の虫歯

画像2: 吸収損傷

調査

臨床検査

臨床検査の前に必ず健康申告を行う必要があります。予定されている処置の前に、患者の健康状態と現在服用している薬を把握し、評価しておくことが重要です。

患者には、なぜこの処置が推奨されるのか、またどのようなリスク要因が存在するのかを伝える必要があります。患者の同意は医療記録に記録されなければなりません。

手術者が手術を実施し、合併症に対処するために必要なスキルを持っていることが重要です。

画像診断

外科手術の前に、顎の中の埋伏歯の位置を注意深く調査する必要…

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