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逆行性根管治療

著者:Kvist Thomas/Björkner Annika
公開日: 20240830
更新日: 20241216

背景

スウェーデン国立保健福祉局による歯科ケアガイドライン

歯髄が壊死して感染すると、微生物とその代謝産物が歯髄腔から漏れ出します。これにより、歯の周囲の組織に炎症が起こります。これは通常、根の先端で発生します。この症状の一般的な名称は根尖性歯周炎です。

さまざまな理由により、歯科医が歯冠を通して根管系にアクセスするのに機械的な障害がある歯では、根尖性歯周炎が発生することは珍しくありません。これらの障害は、歯髄内の硬組織の形成などの自然な原因による場合もあれば、歯に対する過去の介入によって引き起こされる場合もあります。歯にクラウンやポストが装着されていることは珍しくなく、その場合歯科医が感染した根管系に到達するのがさらに困難になります。このような場合、歯科医は外科手術によってアクセスを作成し、逆行性根管治療を行うことができます。

治療手順

切開と皮弁法

感染した根管へのアクセス

歯根切断と逆行性器具挿入