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歯ぎしり

著者:Johansson Cecilia/Simark Mattsson Charlotte
公開日: 20190511
更新日: 20250124

背景

歯痛はアイシングとも呼ばれ、成人によく見られる症状です。痛みは主観的なものであり、さまざまな原因が考えられます。短時間の鋭く刺すような痛みが特徴です。その後、さまざまな長さの時間にわたって鈍い痛みが続くことがあります。この感覚は通常、歯が冷たいもの、熱いもの、甘いもの、または酸性の食べ物にさらされたときに現れます。

病因

歯のチクチク感に伴う短く鋭い痛みは不快であり、象牙質の管が開いていることに関連しています。痛みのメカニズムを説明する可能性の高い理論は、流体力学的痛み理論であると考えられています。刺激により象牙質細管内の液体の動きが起こり、神経反応が生じます。組織学的には、過敏症の象牙質には正常な象牙質に比べて 8 倍多くの開いた象牙細管があり、その直径も 2 倍の大きさであることがわかっています。

痛みは露出した象牙質に対する刺激に反応して生じます。刺激は、熱、機械的/触覚、浸透圧、または呼吸や爆発などの空気のみによるものになります。電気的または化学的刺激によっても生成されることがあります。

歯頸部の露出は、研磨剤入りの歯磨き粉の使用の有無にかかわらず、不適切な歯磨きによって歯ブラシが損傷し、歯の根元が露出することがあります。歯周炎、歯周治療、外傷、修復治療も原因となることがあります。

疫学

有病率は、診断基準と人口に応じて 4 ~ 81% と幅広く異なります。スウェーデンの成人を対象にした調査によると、81%の人が時々歯のチクチク感に悩まされていることがわかりました。 4 人に 1 人は少なくとも週に 1 回は不快感を経験し、9% は毎日不快感を経験します。虫歯はあらゆる年齢で発生しますが、20~40歳の間で最も多く発生します。若い人の間では、男性よりも女性に多く見られます。最も影響を受けている歯は小臼歯(38%)、次いで切歯(26%)、犬歯(25%)となっています。症状は…

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