埋伏犬歯の外科的露出と抜歯
公開日: 20180311
更新日: 20250124
背景
疫学
埋伏犬歯はスカンジナビアの子供の約 2 ~ 3% に見られます。
原因
文献は統一されていませんが、犬歯遺残の原因は、スペース不足、遺伝、またはインプラントの不適切な配置によって説明されています。
埋伏犬歯は歯の移動により噛み合わせや歯の重なりに問題を引き起こす可能性がありますが、おそらく最も深刻な合併症は第二大臼歯の近くの歯根の吸収であり、さらに極端な場合には第一大臼歯の歯根の吸収さえも引き起こします。
鑑別診断
- 形成不全症
調査
通常、犬歯は 10 ~ 11 歳で切歯溝の頬側から触知できるはずです。この年齢で 13 番、23 番の歯に対するインプラントの位置を評価できない場合は、放射線学的に調査する必要があります。
犬歯の位置がずれすぎていて、正しい位置に歯を配置する条件が整っていない場合もあります。その場合は手術で除去した方が良いでしょう。
治療の決定は、咬合全体の発達に基づいて行われるべきであり、露出または抜歯を指示するのは、ほとんどの場合、担当の矯正歯科医です。
さらに詳しい情報については、ファクトシートをご覧ください。
外科的介入前
臨床検査
- 触診
- 混雑状況とスペースの空き状況の評価
- 隣の歯との近さ
- 角質化した歯肉の幅
- 手術を困難にする矯正器具とは?
- 治療準備状況の評価と鎮静処置の決定
放射線検査
- 状況の放射線学的調査、および犬歯が生えていない理由の評価
- 病理学?
- 形成不全症?
- 隣接根への損傷と曝露時の医原性損傷のリスク評価
一次放射線検査は根尖画像で行うことができます。吸収損傷の位置と範囲を確実に評価できるようにするには、検査に CBCT ボリュームを追加する必要があります。
処理
オープン露出かクローズド露出か?
2008 年に、Cochrane Oral Health Group の Trials Register 検索戦略 (Parkin N ら) に従って文献のレビューが実施され…