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ファイルの破片 - ファイル破片に対する根管治療

著者:Stridh Gunnar/Björkner Annika
公開日: 20240319
更新日: 20241216

背景

根管治療の目的は、根管の最も狭い部分まで根管治療を到達させることです。目的は、根管を本来の形と長さに沿うように整形し、根管を広げて歯髄の残留物を除去できるようにすることです。機械的に到達できない歯髄の残骸(生存歯髄または壊死歯髄)は、さまざまな種類の洗浄液で溶解され、洗い流されます。根管が最適に設計され、消毒されたら、根管充填剤で永久的に密封する必要があります。これは、細菌やその産物が根管から周囲の顎骨に漏れるのを防ぐためです。

根管治療中に障害となるのは、作業中にファイルが破損することです。あるいは、レンチュラム針やルートリーマーの先端が折れることもあるため、器具の破損と表現した方が適切かもしれません。ファイルの破片が折れても、それ自体は損傷や炎症を引き起こすことはありませんが、歯科医が最適な根管治療を行うことを妨げる可能性があります。可能であれば、また重大なリスクなしに実行できる場合は、器具の破損部分を除去することが望ましいです。

除去できない器具の破損は、クリニックの事故報告書に記載し、関連する患者傷害保険会社に患者傷害として報告する必要があります。患者には、発生した状況について常に知らせる必要があります。

作業プロセス

ファイル フラグメントを削除せずに、フラグメントをそのままルート フィルすることにした場合は、次の手順が適切である可能性があります。

安全な診断

すべての歯内診断では、根管内の管の数を判断するために、必ず 15 ~ 20 度の水平方向のシフトで 2 枚の X 線写真を撮影してください。歯根管自体ではなく、歯周亀裂の数に注目してください。歯周ポケットが 2 つある場合は、歯根に 2 つの歯根管があるか、少なくとも歯根管が楕円形であることを示します。器具が破損した根管が、同じ根管内の別の根管と一致するのは幸運なことかもしれません。ファイルの破損の 50% 以上は…

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