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【掲載情報】日本歯科新聞に日本スウェーデン歯科学会 認定講習会2025についての記事が掲載されました。

日本歯科新聞 2025年12月16日(火曜日) 第2370号 P8 日本スウェーデン歯科学会 AIによる歯科の変化テーマに認定講習会

2025年12月16日火曜日に週刊【日本歯科新聞】第2370号にて「日本スウェーデン歯科学会 AIによる歯科の変化テーマに認定講習会」として2025年12月7日(日)に東京大学伊藤謝恩ホールで開催した「日本スウェーデン歯科学会第8回学術大会 スウェデンティスト認定講習会2025」の記事が掲載されました。

■ 掲載内容

日本スウェーデン歯科学会 AIによる歯科の変化テーマに認定講習会

日本スウェーデン歯科学会は7日、東京大学伊藤謝恩ホール(東京都文京区)にて「スウェデンティスト認定講習会2025」を開催した=写真。同会会長の ピーター・リングストロム 氏(イエテボリ大学カリオロジー学教授)、副会長のステファン・レンバート氏(クリスチャンスタード大学歯科衛生士学部・健康科学部教授)、韓国・ソウル大学校歯科大学大学院のキム・ヒョンジョン教授(歯科麻酔学)の他、AIと歯科診療の関係、新たな歯科材料の開発・応用に詳しい歯科医師や企業人が登壇。AIの急速な普及に伴う歯科医療の近未来について学んだ。

会の冒頭、同会理事で3月に死去した三木尚子氏(東京都開業)を悼んで黙とう。「カリソルブ」「ペリソルブ」のハンズオンを含む9題の講演に移った。このうち、リングストロム会長は「AI・スマート材料で実現する次世代医療」と題し、スウェーデンにおけるう蝕治療のガイドラインが示す考え方と、歯科医療現場でのAI応用、生体活性材料を用いた低侵襲う蝕治療について説明した。歯科におけるAIの活用範囲は、臨床、専門職教育、患者教育など多岐にわたるが、臨床においては、個別の将来像を見越した対応が容易になったことを強調。AIの応用により、個別の状況に応じて将来予測に基づいた先制的な治療、予防が可能になってきたと指摘した。

う蝕治療においては、う窩からう蝕象牙質を完全に除去する従来の方法ではなく、状況に応じて歯質を残して窩を封鎖し、歯髄を守る方法が推奨されており、そうした治療においては、個別の状況判断が重要だとして、AIが将来予測を考慮した診断支援に適していることを示唆した。AIを歯科応用する際の留意点としては、ベンダー側の情報管理システム、コンプライアンスの確実性と合わせて、ユーザー側の責任に言及。「あくまでAIは支援ツールであり、最終 的な責任は歯科医師にある」と強調した。

キム氏は、自らが開発を手掛けた口腔洗浄機『COMORAL』の障害者、高齢者の口腔衛生への有効性を訴え、身体機能が低下した人の口腔ケアが容易になり、本人、介護者の負担が軽減されるだけでなく、洗浄後の水の濁度をAIによって分析することで、口腔健康リスクの定量化が可能であると述べた。

スウェーデン歯周病学会、欧州歯周病学会の会長職を歴任したレンバート氏は、軽度認知機能障害(MCI)を抱える高齢者の口腔衛生の課題に言及。日常の口腔ケアにスマートセンサーを活用し、健康状態のモニタリングと、ケアのサポートを行うシステムの可能性を示唆した。

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